ハードボイルドを気取る

ハードボイルドを気取る

街の片隅にあるお気に入りのバーに、いつものようにひとりでふらりと入る。
カウンターに座り、「バーボンWをロックで」とこれまたいつものやつをオーダーする。
すると無口なマスターが、琥珀色の液体が入ったグラスをスーと俺の眼の前に置く。
クイッとひとくち飲むと胃が熱くなる。
いい音楽に少しざわついた客同士の会話。
いい雰囲気に包まれていると隣の客の会話が何気に聞こえてくる。
そんな会話に突っ込みを入れたりする。
そこから会話が弾む。
その場で出会った客同士でも、会話を楽しんだりすることができるのがバーの、というか大人のかっこいいところ。
なハズなのに、自分が話したいことは話すけど、人との会話は避けるというやつがいて、
ムカッときたりするときがある。
せっかく、ハードボイルドを気取っていたのに、台無しではないか。
まぁ、それもバーでの出会いといえば出会いかもしれないのだけど。
つか、バーに似合わないやつはこないで欲しいよ。まったく。

 

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