運命というとおおげさだけど

主人とは同じ高校の同級生でした。といっても隣のクラスであったもののまったく面識はなく、偶然同じ会社をうけることになり面接日が同じだったのでそこが初対面でした。

面接日のこと、会社で一言も会話をすることもなく、2人同時に面接(といっても小さな会社で、社長と雑談交じりのアットホームな面接でしたが)を終え、事務の方から会社から駅に向かうバスがもうすぐ来ると聞いたので、2人ともバス停に急ぎました。
私は慣れないタイトスカートのスーツだったで走りづらかったのですが、主人より少し遅れて、バスがすでにバス停にいるところをギリギリで乗れました。
後ろの方で先に座っていた主人と目が合うと「よく間に合ったな」と冷ややかに言われました。

「なにこの人」

今まで面接で顔を合わせ、もしかしたら同じ会社で務めることになるかもしれない人を、このとき初めて認識した私も私でした。
もちろん別々に座ったまま駅につき、別々に帰路につきました。
多少感じ悪かったなー とも思いつつ、卒業までに主人が私のクラスに友達が多いらしく、こちらのクラスに休み時間によく遊びにきていたことにようやく気付き、進路指導の先生に2人とも受かったと報告を受け、卒業後無事就職しました。

入社後、同じ高校出身ということで会話もなんとなくかわすようになって、一緒に帰るようになり17年付き合った末、昨年結婚して私は退職しました。

面接日の事は今でも2人でよく話しますが、主人のあの言葉は脳を通さずでてしまった言葉のようです。
2人とも人と積極的に話す方ではないので、あれが些細なきっかけになって良かったのかなーとは思っています。